◆◇◆ 紫微斗数(しびとすう)について◆◇◆

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◆紫微斗数には3つの流派があります◆


紫微斗数には大きく分けて、3つの流派が存在しています。

  • 星曜(三合)派・・・星の持つ意味で吉凶を看る
  • 四化飛星派・・・星を飛ばして吉凶を看る
  • 欽天四化派・・・4つの星で先天的な宿命を看る

同じ紫微斗数でありながら、違う占星術かと思うほど、かなり看法が違います。

日本で普及しているのは「星曜(三合)派」で、書籍も出版されています。

毎年の運勢を看るのに適しているのは「四化飛星派」、
先天的なものを看るのには「欽天四化派」が抜群の的中率を誇りますが
その看法はかなり高度で難しく「三世の因果」が分かる”仏学”と言われています。

私は芦屋占い処「占風鐸」代表 田中宏明先生にご教授頂いております。

田中宏明先生のHP→欽天四化派の紫微斗数

◆星曜(三合)派・・・星の持つ意味で吉凶を看る◆


日本で普及している流派です。
書籍も出版されており、紫微斗数の中では一番習得が容易です。

星の持つ意味と輝きのレベル、その配置の関係で吉凶を判断します。

星曜派はたくさんの星を使うのが特徴で、
紫微斗数の本場・台湾では100個以上の星を使う占い師の方もいるそうです。

私はメインとなる14の星(甲級主星)と、
小星星(シャオシンシン)と呼ばれているサブの星(甲級副星・乙級星)を使い、
気質や性質を中心に看ています。

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◆四化飛星派・・・星を飛ばして吉凶を看る◆


紫微斗数には4つの「化」が付く星があります。

★化禄(かろく)…福・縁・財・情・虚
★化権(かけん)…権・専・技・争・業
★化科(かか)…病・色・知・識・教
★化忌(かき)…失・禍・粘・獲・債・囚

この4つの星を「四化(しか)」と呼びます。

この「四化」をルールにしたがって「飛星(飛ばす)」という作業をすると
吉凶が分かるようになっています。

例えば、今年の恋愛・結婚運を知りたいとしましょう。

その場合、化禄(かろく)が

  • 今年の運気をにぎるメインのラインの宮
  • 今年の恋愛・結婚運を表すラインの宮

に、入れば「今年の恋愛・結婚はOK!」とみなせるのです。

その他にも
就職・転職・起業・受験・金運・健康・引越し・旅行・・・

これらの運の吉凶を知りたい時は「四化星」を飛ばして運気のバイオリズムを観ます。

ただ、人によって命盤の構成はそれぞれなので仔細な判断が必要になります。

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◆欽天四化派・・・4つの星で先天的な宿命を看る◆


その人の先天的な資質や宿命を観る流派です。
占断の厳しさは四柱推命と同じで吉凶が鋭いです。

四化飛星派と同じく四化星を使いますが、四化星が3つの種類に分類され
公式に当てはめて、かなり複雑な看法になります。

★生年四化・・・どなたの命盤にも必ずある4つの星
例) 夫妻宮にあれば必ず結婚する

★自化(向心力・離心力)・・・人によって有ったり無かったりする
変化を表す星で、多いほど人生の変動が多い

「欽天四化」=必定と言われ、命盤に現れていることは
その時期が来たら「必ず起る」と言われています。

一番のポイントは、どなたの「命盤」にもある「來因宮(らいいんぐう)」です。

これは『前世未了之因縁(ぜんせみりょうのいんねん)』
今世、この世に生まれてきた課題と言われています。

例えば「田宅宮」が來因宮の人は
結婚生活や蓄財、不動産に今世のテーマがあるといえます。

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