欽天四化紫微斗数で知る仕事運と財運の関係 ②
今日は11月9日 庚子、六白金星中宮の日 です。
前回のブログから1ヶ月近く経ってしまいましたね・・・(汗)
さて、前回の続きになります
この女性の現在の仕事運を看てみました。
紫微斗数では、まずその人の一生のストーリーを確認し
次に10年ごと、1年ごとの運勢を看ていきます。
10年の仕事運は大限官禄宮で確認するのですが
この女性は巨門に自化忌がついてたんですね。
自化忌というのは、損財とかトラブルが発生するという意味がありますので
この10年は仕事上で何らかのマイナス面が出てきそうです。
もう少し深く看ていくと、この大限官禄宮と
10年の精神状態を看る大限福徳宮、10年の対外運を看る大限遷移宮が
自化忌(→D)で繋がっています。
こんな風に繋がる事を専門用語で「チャンレン」と言います。
この中でのエネルギーの循環になるので、
仕事面や対外的な活動において、何かしらのトラブルや気苦労が予測されるのですね。
ここから予測されるのは、もしこの女性に生徒さんやお弟子さんがいたり、
どなたかと共同事業をされるのであれば、財の管理には注意を払う必要が出てきます。
もし相手の方が立場的に上ならば、不利な条件でお仕事をする状況になったり
何かスッキリしない感じになりそうなんです。
ただ、この女性の元々の財運を看ると、財帛宮に紫微に天府、禄存と
財に縁のある星が入っているので、生活に困窮したりするようなことはまず無いでしょう。
家や土地、不動産などを看る田宅宮には福の星 天同があって
なおかつ生年化忌がついています。
生年化忌は悪魔の星みたいな捉え方をされていますが、
財に関しては獲得の意味があるし、この天同は配偶者も表しています。
なので、結婚されているのなら、ご主人と仲良く暮らしていくことが
財運を安定させることにも繋がるんですね。
命盤で自化忌(→D)が多い人は、どうしても人生の中で変化変動が多くなります。
もし、この女性がシングルであれば、お勤めの方が無難であると言えるし、
自分のやりたいことで稼ぎたいのであれば、副業という形にした方がいいでしょう。
官禄宮が武曲B-Bなので、お仕事の能力は高い人なのです。
交友宮に太陽があり、生年化禄がついているので
サービス業には向いているし、人縁にも恵まれるはずですよ。
一口に財運といっても、働いて得るお金もあれば、財産をいただける場合もありますよね。
そして「稼げる」と「困らない」も、必ずしもイコールではないのです。
こういうところまで細かく看れるのが、紫微斗数の優れている点だと思います。